池田理代子「ゆれる早春」

ゆれる早春 (フェアベルコミックス) -
ゆれる早春 (フェアベルコミックス) -

DMMの電子版を買いました。短編集。「白いエグモント」はカラーページ収録なのですが、表題作は表紙以外1色で収録なのは何故だろう?(元原稿が無かった?)

本記事ではその表題作である「ゆれる早春」を「女性同性愛を含む」という理由で扱います。

…とは言うものの、昨今の“百合作品が充実してきて選り好みができる”という状況ですと、この時代の池田理代子先生による「ザ・昔の少女漫画」が好きでないかぎりは、おすすめできない百合度であるのは間違いありません。そもそも一昔前でさえ、この作品を「百合があるから」とすすめる人はほとんどいませんでした。

その理由はいろいろあるでしょうが、百合的にハッピーエンドでないこと(ただし本書収録の別作品もあんまりきれいなハッピーに終わらないので作風の影響もあると思います。)や、同性愛を肯定しないセリフが見受けられたりすることや、何より男性からみが強いことである気がします。

ただ、個人的に好みとして、「愛に性別なんて関係ないよ」とばかりにノンケの女の子が三角関係繰り広げたり、卑怯な略奪があったりと、けっこうな萌えポイントがあったりするのが愛おしくてたまらない。特に「異性愛価値観に束縛されない」というのが、後々の少女漫画あたりに受け継がれてきたのかなとか想像をかきたてたりします。

まあただ、通して読むと単にドタバタした結果に見えたりもしますが、描き方は勢いがあって面白いので、そいうった部分合わせて良い作品でした。

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posted by おとなり at 21:26TrackBack(0)百合日記

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