百合を語ってくださる方を募集します

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記事名通りです。インタビューは本ブログにて掲載させていただきます。


【目的】
・最近百合を知り始めて、新たに百合に触れたい人への手引とすること
・それなりに見識はあるが、まだまだ百合が足りない人へのヒントとすること
・とにかく百合への造詣を深めたい人の助けになること


【参加資格】
今のところ、「百合が好き」以外で、特に制限はございません。

日本語を難なく理解できる方なら誰でもOK。

(日本語がわからない、日本以外在住の方はお断りさせていただきます。まあ、そういう問題はないはずですが。)

経験の深さ豊富さも一切関係なく、できればライトな人の意見も掲載できればなとも思います。


【手順】
本ブログ筆者によるネットインタビューを行います。以下の質問を用意しましたので、「これは回答したくないなあ」というのを除いた質問を指定していただき、時間をとりましてチャット等を利用して個別に質問させていただきます。


①回答者さんの性別と、大まかな年齢
②百合趣味歴、百合を好きになったきっかけ
③あなたにとっての百合の基準
④最も推してる百合作品1つ
⑤百合は女性向け男性向けどっちだと思いますか
⑥百合ジャンルから見たBL業界ってどう思いますか
⑦「コミック百合姫」に対してどう思いますか
⑧新たな百合作品を知る情報源にしている物・サイト
⑨運悪く埋もれてしまっていると思う、おすすめの百合作品
⑩百合において個人的にNGな要素
⑪何を手に取ればいいのかわからな人に向けて、おすすめの百合作品を、ズバリ!と教えてください(個数自由)



最後の「おすすめの百合作品を教えてください」だけは必須です。

この質問回答が独特なのは、繰り返しますが筆者がチャット等で質問をするというところです。

ですので、「その作品を私よく知らないのですが、どんな内容なんですか?」などという、かなりアホなことを訊いたりする可能性が大いにあることをご承知ください。

あと、「質問文に付随して…」ということで、質問文外のことを軽く訊くかもしれません。

名前はハンドルネームで記載させていただくつもりですが、普段使っているハンドルネームもイヤということでしたら適当にイニシャルでお願いします。



【お断り】
インタビューの著作権は当ブログの帰属とさせていただきます。

作品名の誤字・表記ゆれはこっそりこちらでなおすと思いますが、なるべくそのまま全部載せます。

筆者判断によりカットする場合もあります。例えば「百合は悲劇的でなければならないから、同性婚は合法にならないでほしい」等と言われますと、実際の同性愛者の方への悪いメッセージになりますので掲載できません。



【本企画の狙い】
やはり「何か百合作品が無いかどうか知りたい!」という需要はあるみたいです。Google検索の検索候補にも出てきますし。

しかしながら、私は日頃一定以上経験のある人向けにブログを書いており、本ブログは「何かないか知りたい」という人向けではありませんでした。

だからといって、無味乾燥なデータベースなんて作っても面白くないですし、管理も面倒でおっくうです。

何かストーリー的に作品を語ることができないか…。

そう考えた結論が「インタビュー形式で紹介しよう」ということでした。

「こういった人が、こういった視点で、こういった作品を薦める」というのを表現したいなあと考えてます。

ついでに百合に関するあれこれも触れたり、商業サイトでは決して書かれることのないようなきわどいことにも触れてしまおうという、ある種過激な企画です。




【インタビュー方法】
以下の方法を考え中です。

チャットワーク(未だに試せてないので微妙)

TwitterのDM機能

どちらも専用アカウントが必須です。他にSkypeも一応構想内です。


【インタビュー時間目安】

第1回目にしてものの見事に1時間を突破してしまいました。

お時間にかな~~~り余裕を持って参加してくださると助かります。(もしくは数日かけるか。)


【謝礼】
これまたどうするか考え中。Amazonギフト券で小さな子のお駄賃程度の謝礼にするか、それとも無償にするか…。

とりあえず現段階では無償で募集します。状況によってコロコロ変わるのはお許し下さい。



申込方法

メール: otonari21-seesaa@yahoo.co.jp

Twitter:これ


質問からでもお気軽にどうぞ~。

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posted by おとなり at 00:41TrackBack(0)百合インタビュー

百合語りインタビュー1 チヅルさん

個人による独断と偏見を重要視した百合作品紹介インタビューです。第1回はチヅルさん。1時間超にわたるネットインタビューにご回答いただきありがとうございました。

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――まず、差し支えなければ性別と、大雑把に年齢を教えてください

性別は女、年齢は20代後半になります


――百合にハマったきっかけみたいなことを教えてください

本屋さんでマリア様がみてるの原作に出会ったのがきっかけです。


――当時、「マリみて」はアニメ化してたのでしょうか?

していました。と思います。アニメ雑誌に載っていた気が…ちょうどチャオソレッラが1番新しい時期だと思います。




――アニメ化していた時期だと本屋さんでも主力商品として並べられてたんでしょうか

そうかもしれませんね。平積みにされていたと思います


――でも、「マリみて」って、一応「百合」とか明記はしていなかったと思います。百合自体を知ったのはその後なのでしょうか

名前と意味は、ファンロード…またなつかしいもの…を読んでいたので知っていたのですが、うーん。どうなんだろう。マリみては百合、とは認識していた…はず。それこそファンロードやアニメ雑誌で読んでいたような…実際のところは百合ではないみたいなこと作者さんもおっしゃられてたような…気もしますが

ユリイカ 2014年12月号 特集=百合文化の現在 -
ユリイカ 2014年12月号 特集=百合文化の現在 -
※「マリみて」の作者さんのコメントは本書参照



――なるほど。「百合」自体になんとなく知識はあって、その後具体化したのが「マリみて」なんですね

そうですね。もともとオタクではあったので、そんな感じかと


――それからずっと百合を追いかけてきたのでしょうか? 創作活動の経験もあったりしますか?

追いかけてきた、つもりではあります。最初の方の爆弾みたいなテンションで百合漫画を買ったり、アニメを見たり等の勢いではないかもですが…はい、創作活動はときどき二次創作百合を描いたりしてます。オンライン、オフライン問わずですね


――一気に火が着いたわけですね。では、そんなチヅルさんにとっての百合の基準とは何でしょうか? 個人的に思う所を教えてください

んん。性自認が女性であること、ですかね。男の娘とそれは違うと個人的に思ってるので…あとは、恋愛感情を持っていることもそうだと思いますが、友情百合という言葉もあるので~…とも思うのですが、なんだろ、二次創作等で妄想して、わーい百合ーというのはものすごくいいと思うんです。私もやります。でも…ううん、なんと言えばよいのかわかりませんが、女の子がキャッキャウフフも好きだし見るのですが、そういう感じのものはあまり深くはハマらないことの方が多いです。女児アニメはなぜか私の中で例外ですが。


――「女体化相手で百合」は違うんじゃないかという人もけっこう見ますね。やはり性自認は、私も大きなところだと思います。

女体化相手で百合は、うーんとなりますね。性自認は大切だと思います。身体的に女性で、心は男性で、というのもあると思うので、なかなか難しいのかもしれませんが…。そのへんはどうなのかな、ものすごく私の中で曖昧な部分があります…


――まだあまりサンプルも多くない例ですからね。たくさん見ると「いいかも」と思うかもしれないし、「やっぱり違う」と思うかもしれません。

そうですね。そうかもしれません



――女の子がキャッハウフフって、基本的にピンチがありませんね。それがいいのかもしれないですけど。例えば、「マリみて」だと「スールの危機!」というパターンが多かった印象があります。ハマる・ハマりにくいというのは、そのあたりの違いでしょうか?

どうなんでしょう…キャッキャウフフは、確かに日常ものの部分が大きくて、ピンチは少ないですよね。そのへんはアニメ等でぼーっとしながら見てて、ときどきいいなあ…と思う、でも原作まで手を出さない…という。嫌いではないのですが、ハマるものはピンチがなくてももっと百合成分が濃いものか、百合以外の要素で面白いものがある、という日常もの「なら」多いと思います



――百合は女性向け・男性向けどっちだと思いますか? これ、なんで質問に入れたかと言いますと、「百合って女性向け/男性向けなんでしょ?」と壁を作って入ってこない人も見たりするのが残念でした。そこで意見を聞きたいなあと

どちらの要素も兼ね合わせていると思っています。なので、壁を作ってしまって入るのに抵抗がある、というのは悲しいなあと思います。実際そのような方を見るので…


――見ますよねえ(笑)

ですよねー…残念なところです


――チヅルさんはBL趣味はありますでしょうか? 百合から見たBL業界をどう思いますか? これ、何故質問に入れたか言いますと、BLから来る人で百合ジャンルのマナーみたいなのに驚く人がいるみたいなので

もともと筋金入りの腐女子なので、BLばっちこいです。百合から見たBL業界、ですと、そうですね。商業BLか同人かでだいぶ差は出てくると思います、商業BLなら、百合より自由度高くていいなあと思います。二次創作では、そうだなあ。BLには独特の縛り、マナーとかがあるのは確かですが、百合でもそれって、わりとあるよなあ…と思いますね。百合って平和!っていわれると、そ、そうでもないよ…と思ってしまうことが…あります


――商業BLはどんどん自由さが増している気までしますよね。ケモ×人とか

そうですね。オメガバースとかすっっっごく好きです。これも比較的、新しいジャンル。


――まあ百合でも百合妊娠とかありましたね。まだまだ芽が生えるか生えないか程度かな~~とも思いますが

百合妊娠てすごいな!?と思いました。まだそのへん読んだこと無いので、なんとも言えないですが、新ジャンルみたいのが出てくるのはいいことだと思っています


――二次創作、BLも百合もいろいろありますね。荒れる方向が違うのもありますけど

ですねえ。方向は違えど、どっちかは自由だけど~という言い方をされるとそうでもないんだぜ!とは言いたくなるかな


――そんなチヅルさんが、百合作品の新作をチェックするのに使っているところを教えてください

アマゾンさんの「あなたへのおすすめ」かな


――あれが一番使い勝手良いと、私も思います

そうなんです。数年前までは百合情報のサイトをまわってたのですが、アマゾンさんに落ち着きましたね


――「運悪く埋もれてしまっていると思う、おすすめの百合作品」があれば教えてください

「ピンク・ラッシュ」「女の子の設計図」「パイをあげましょ、あなたにパイをね。」あたりですかね…。あと、「あまがみエメンタール」




――前2つは「ひらり、」レーベルですね。残念ながらなくなってしまいましたが



そうですね。ひらり、はいいレーベルだったと思います。買って読んでたのですが、肝心の後半?でいろいろあって買えなくなっちゃって、後悔しております


――『あまがみエメンタール』は、見たところ、一迅社ではあるものの、百合と明記されていないようですね。ちょっと疑心暗鬼な人でも安心して読めますでしょうか?

まったく読めます。あれは百合です。ただアクが強い作品なので、カニバとかヤンデレ等はちょっと…という方はやめておいたほうがいいかと…


――カニバですか~

そんな激しくはないですが、そういう要素は強めです


――では、百合において「こういうのはイヤ」というのがあれば教えてください。いわゆる「地雷」ですね

シチュエーションにもよりますが、「男装の麗人、男装が趣味」というキャラクターが女性的になってしまうこと。そこに男性の存在がかかわらなくても、個人的に1番苦手です。本人の気持ちにもよりますが。


――百合関係なく、昭和にありがちなイメージです

うーん…今もわりと多めだと認識しています。女性的にならなくても、実はかわいいものが好き、までいっても、ときどき萎えてしまうことがありますね…。なんでしょうね…実は、って部分が嫌なのかもしれません。オープンならあまり気にしないのかも


――途中のキャラクターの人格変更って、基本的に叩かれるのに、そういうのだけは許されてるような気がしますね

そうなんですよね。その点も憤る原因かもですね



――では最後に、後進の人のためのおすすめの百合作品と、そういうおすすめ関係なく最もお気に入りの百合作品を教えてください

そうですね…おすすめの百合作品は「あまいゆびさき」「バニラ」「乙女ケーキ」「最後の制服」あたり…で、最も気に入っている百合作品は、「くちびるに透けたオレンジ」です。最近のだと、漫画版「ユリ熊嵐」が素晴らしいなと思ってます





――少し前の百合姫作品が多いですね。百合姫はよく単行本刷りまくってます

百合姫買うのを一時期断念して、コミックス派になってたからかもですね。あと単純に、お金が…という…


――ロクロイチ先生は見かけなくなって残念

そうなんですよ…大好きなので、また百合を描いてほしいです


――『バニラ』は、集英社の文庫なので意外なところと感じた人がいるかもしれません

今は電子書籍…出てる…かな?多分出てるかもです。


――電子版、出てるみたいですね

よかったー!名作なのでぜひ。


――「ユリ熊嵐」はアニメ版の平和アレンジと思っているのですが、アニメ未視聴でも大丈夫でしょうか?

そこは大丈夫だと思っています。アニメもおすすめなので、見てくれたら嬉しいのですが、私は漫画版もとても好きなので、そちらのみでもよいかと。


――というわけで、1時間超にもおよびご回答、どうもありがとうございました。本当長々とありがとうございました

こちらこそありがとうございました!


――最後に何かありましたらどうぞ


はい!百合は、今現在がどうなっていても、色々なものが描けるジャンルなのかな、というか…そうなってほしいな、と思っています。なので、門を狭めず、いろんなものを見れたら私は嬉しいな、と思っています。私も一次創作百合漫画を描いてみたい…同人ですが…ので、少しでも貢献できたらな、と思っています。まあそこまで深く考えずに、とりあえず読んでみよう、でもいいと思うので、まずお気軽に!ですかね。そんな感じです。ありがとうございました!




以上どうもありがとうございました。途中思いの外時間がかかってしまい、慌てて進行させてしまいました。次回からそのあたりをもう少し意識したいと反省しております。(本当はもうちょっと作品について語ってもらうつもりだった)

なお、『百合妊娠』へのリンクがありませんが、この本は書影からしてアダルトなので、seesaaブログの「アダルト不可」規約によりリンクするのを控えております。

本企画はあくまで客観性を排除し、主観的に良いものを広めあう目的によるものです。参考になりましたら幸いです。

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posted by おとなり at 22:02TrackBack(0)百合インタビュー

百合語りインタビュー2 大上満さん

個人による独断と偏見を重要視した百合作品紹介インタビューです。第2回は大上満さんです。今回は2時間超にわたるネットインタビューにご回答いただきありがとうございました。

今回も女性の方です。当初「あまり自信がない」とのことでしたが、たくさん話をうかがうことができました。


――まず大まかに年齢を教えてください。

三十代半ばです。


――百合を好きになったきっかけと、それからの百合趣味歴を教えてください。

百合ゲーで評判の高かったアカイイトをプレイしたことです。数日間の滞在の中で、少女達が出会いアカイイトを結んでいく……この人が大切だ、守りたいという気持ちが伝わってきてどのルートもものすごく感動しました。民俗学的な話もわかりやすく、ストーリーも大好きです。




この時の衝撃が忘れられず、百合というジャンルそのものにハマってアニメやマンガを片っ端から見始めました。

それ以前、百合という概念が存在しなかった段階だとブリーチの作者が書いた短編(「刻魔師 麗」)やエヴァのマヤ→リツコにほのかにときめいた思い出があります。セーラームーンの第一世代ではあるのですが、はるかとみちるの良さがわかったのは大人になってからですね。少女革命ウテナも成人してから視聴しました。



Zombiepowder 03 -
Zombiepowder 03 -
※「刻魔師 麗」はこの3巻に収録というレビューがありますが
筆者未確認です。ごめんなさい



(昔は主要人物が女の子しか出てこない小説を書いたりしていましたが、まだ思春期の頃は同性同士で恋愛をするという意識がありませんでした。)


――事前に「あまり読んでいなくて自信がない」とのことでしたが、かなり濃密なお話をいただけました

他の百合クラスタの方に比べれば全然読書量としては少ないと自分では思うのですが(汗)



――私は特に量だとは思ってません。二次創作中心でパッと名前が出てこない人も多いでしょうし。

そうでしたか。百合が好きという人は半端なくいろんな作品を知っていたりしますし、私はけっこう雑食なのでそれ以外のものに目を向けることが多くて密度もそんなに濃くはないと思っていました。


――それと、「百合の概念自体がわからなかった」という人は、昔はよくいましたね

創作のほうではまだ女性同士の関係を示す言葉がはっきりしていなかった記憶があります。

(*筆者注:「百合」の認知度向上は、おそらくは「マリみて」ブームの時代以降になると思います。アニメ版が2004年からなので、多分そのあたりから)




――大上さんにとっての百合の基準は何でしょうか

お互いにしっかり恋愛感情を持っているか、二人の間だけの特別な絆があること。(ブロマンス的なものも含めて)

(*筆者注:「ブロマンス」とは「恋人ではないけど親密な間柄の2人を見て感動する」という、文化みたいなものです。主に男性同士を見て使われております。詳しくはネットの百科事典を参照してください)


でも百合の定義はいまだ曖昧なので、世の人が言う広義の意味での百合もありだと思っています。いわゆるキャッキャウフフというやつですね。女性同士の醜い争いみたいなものを描かれるのが苦手なので、仲良く楽しくしているのを見るのは単純に気分が良いです。


――女性同士の争いといっても、純粋なライバル関係と、単に女同士を分断したいというのもありますね。「ライバル関係」についてはどう思われますか

ライバル百合もいいと思いますよ。一緒に競いあったり、高めあう二人もいいですよね。「自分以外の奴に負けたら許さない!!」みたいな感情もいいですね。ああでもこれはどちらかというと男同士っぽいですかね?でも女同士のそういう在り方も素敵だと思いますよ。その人(ライバル)が居たからここまで強くなれたみたいなのとか。


――そういうのを特に推す人もいるので、いいのではないでしょうか。それでは、最も推してる百合作品を1つ挙げてください

個人的にはブラックブラッドブラザーズ(通称BBB)というライトノベルに出てくるカーサというキャラクターを推してます。





BBBは百合作品というわけではないですが、このカーサは作中のアリスという女性吸血鬼を慕っております。彼女は非常に魅力的な名悪役なので単体で見ていても楽しいです。

他の女の子とも良い感じの絡み(エロ的な意味ではありません)や姉妹百合的な要素もあるので、百合好きな方はセンサーに引っかかるんじゃないでしょうか。

ただしラストは見方によってはヘテロととれなくもないので、あまり大きな声で推してはこれなかったんですよね今まで。そこだけはちょっと注意かなあと。

(私個人としてはそういう解釈はしていません。男女の特別な関係はすぐ恋愛と捉えられがちですが、彼女が主人公のジローに抱く感情はもっと複雑で単純に一言で言い表せないものだと思っています)

しかしながら百合要素抜きにしてもかなり面白いので一読の価値ありと思っております。


――失礼ながら「ブラックブラッドブラザーズ」は初めて知りました。アニメ化もされてるようですが、アニメから入るとかは大丈夫でしょうか?

アニメはあまりオススメしません。私は恐くて視聴していないのでハッキリとは言えないですけど……。BBBを楽しむならばやはり原作小説を読んでいただけたらと思います。何よりあの短さではカーサの百合要素はおそらく皆無に近いかと思われます。


――なるほど。そういう情報もありがたいです。ところで、百合は女性向け男性向けどっちだと思いますか

これは両方だと思います。アンケート結果を見てもだいたい半々という印象ですね。誰のどの作品によるかによっても変わってくるかなあという感じです。

しいて言うなら百合妊娠やγなど、性描写がはっきりあるポルノ要素の強い作品は男性向けかなあという感じはしますけど、それも絶対ではないですよね。


――これをうかがいたいのは「百合って女性/男性向けなんでしょ?」と壁は作って入ってくれない人がいるからなのですが、確かに性描写が強い作品になると男性にしか勧めにくいのはありますね。

私のようにバイセクシャルやレズビアンの女性ならば性描写強くてもOKかもですけど、ノンケ女性だとどうかなあ?と思ってしまいますね。百合というジャンルそのものは男女両方向けだとは思いますが。



――百合ジャンルから見たBL業界ってどう思いますか

ものすごく繁栄していますよね。同人誌はもちろんオリジナル一つとっても年齢は少年からおじさんまで、体型も細マッチョからゴリマッチョまでリアル系やファンタジー系などジャンルも多岐に渡りますし、女装あり、獣耳あり、グロありと様々です。市場が大きいのでマニアックなものも存在できるというところでしょうか。

百合も少しずつ多様性が出てきたなあと思いますが、理想としてはこのぐらいバリエーションが豊富ならなあと思ったりします。


――こうして意見をうかがうと、改めてBLって進んでいますね。百合に対する「繁栄が足りない」という不満も当然のように思えてきました。特に百合に対して「こういうのができてほしい!」みたいなのはありますか?

百合要素を引いた時にそれ以外の部分で面白いと思える作品がもっとあればなあと思うことはあります。あと年齢は偏っている気がしますね。大人の女性同士、30代から40代くらいの恋愛ものというのも見てみたいですね。


――百合にかぎらず、その年代を主人公にしたフィクションが少ないな~と思ったりもしますね。寂しい話です

寂しいですね。アラサーアラフォーが活躍するフィクションがもっと見たいです。



――長く続きながらも、否定的意見も多い「コミック百合姫」ですが、大上さんはどう思われますか

うーん私は深見真の小説連載が終わったのを機にもう購読をやめてしまったのですが、やめるまでの印象を言わせてもらうなら陰気でしたね。わりと同性同士の恋愛をネガティブに捉える作品が多かったような気がします。悲劇的な話も嫌いではないですが、そればかりだといやになってきますね。良くも悪くも話題性重視な傾向を感じました……まあ向こうさんも商売ですからね。

いくつか好きな作家さんや作品もあるのですが、全体的なクオリティもそれほど高いとは言えず、編集部の方針にも疑問が残ります。


――百合姫、月刊化して執筆陣も一部刷新して、最近は様子が変わった気もしますが、それはそれとして。昔「百合姫は読むのが疲れる」「時間がかかる」という人を見たりしましたね。今も「とりあえず百合姫読んどけ」みたいなムードは残っているのでうかがってみました。ありがとうございました。






――新たな百合作品を知る情報源にしている物・サイトがあれば教えてください

ツイッターです。百合クラスタをたくさんフォローしているので、親しいフォロワーさんから勧められたものや心にひっかかったものを見たり読んだりしています。


――なるほど。Twitterで好きな作品を何度も語ってれば手にとってくれるかもしれない…。SNS宣伝は侮れませんな。過去に何かそういったツテで手にとった作品なんかはあったりしますか?

ぱっと思い出すところだと「魔法少女特殊戦あすか」「悪魔のリドル」「ノノノ・ワールドエンド」「死神を食べた少女」「咲」「いらん子クエスト」「少女決戦オルギア」あたりですね。





――やっぱり「楽しそうだな~」と感じて?

感想や紹介を聞いて自分の好みにあっているかも?と感じた作品を購入してみる感じです。私の場合、戦う女の子や女の子を守る女の子が好きなのでそれ系を手に取ることが多いです。



――運悪く埋もれてしまっていると思う、おすすめの百合作品があれば教えてください

特撮になりますが牙狼(ガロ)の番外編、「桃幻の笛」ですね。

牙狼外伝 桃幻の笛 [Blu-ray] -
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敵側に女性同士のカップルが出てきます。また味方側の二人も妄想力次第では百合に見えます(笑)魔法やアクションが好きな方は楽しんで見られるんじゃないでしょうか。スピンオフ作品のせいか何故か百合好きに全然注目されないので、ここで紹介しておきます。


――女性同士のカップルが出てくるのですか。特撮って一応対象年齢は低めで、メインターゲットも男の子なんじゃないかと思うのですが、珍しいですね。

牙狼は大人も一緒に楽しめる特撮というコンセプトで監督が作ったらしいので、子供向けとは言い切れませんね。……というか深夜放送でしたし、女性の裸も出ますし直接ではないにしろレイプ描写があったりしてむしろ子供向け要素はどこ行った?という感じです(笑)余談ですが、子供向けだとゴーカイジャーのピンク(アイム)とイエロー(ルカ)はかなりイチャイチャしてました。




――なるほど。おそらくうちのブログに来られる方でご存知の方はほとんどいらっしゃらないと思いますので、そういう解説はありがたいです。(知ってたらごめんなさい。)とりあえず、「牙狼」はその番外編からの視聴でも大丈夫でしょうか?

本編を見た方がより楽しめると思いますが、おそらく単体でも視聴できるかと思います。そんなに話の筋も複雑ではないので。ファンタジー世界に馴染める方なら大丈夫ではないかと。(でもちょっと自信を持って言いきれないです、すみません)



――百合において個人的にNGな要素はありますか

自分もセクマイなので「背徳感」や「禁断」と言葉がつく作品は敬遠します。女同士と書いて上に[ゆるされない]とルビをふって読ませている作品を見た時はげんなりしました。同性愛嫌悪(ホモフォアビア)が強いものや、同性同士の関係性そのものを笑いのネタにするような作品も好きではないです。



――これは昨今の政治に直接訴える活動などもあって無くなっていくのかなとも思ってますが、少し前までは大手を(?)振っていましたね。先日私が見たアニメで「女の子同士は愛らしいけど、男同士は気持ち悪い」という思想による作品があったのですが、そういうのはどう思われますか?

忌憚なく言えば不愉快ですね。男同士は女同士に比べて嘲笑の対象になりやすい傾向にありますが、彼らはセクマイの同士だと考えているのでそういう扱いをされるとイラッとします。そもそも私はBLも好きなので、そのテの表現は好きではありません。



――最後に何を手に取ればいいのかわからな人に向けて、おすすめの百合作品を教えてください

天乃咲哉の「此花亭奇譚」です。心がほぐれるような優しい話の詰め合わせですし、絵柄も綺麗です。+女の子同士で恋愛している様子がソフトに描かれていているので入り口としては良いんじゃないでしょうか。




あとは水谷フーカの「この靴知りませんか」とかきづきあきらの「エビスさんとホテイさん」も個人的には読みやすかったです。




他には純文学作品になりますが、川端康成の「乙女の港」も読みやすいかと思います。いわゆるエスの話ですね。






以上どうもありがとうございました。まーた時間がかかってしまい、今後の内容の修正もしようかなあと思案中。

なお、『百合妊娠』へのリンクがまたしてもありませんが、この本は書影からしてアダルトなので、seesaaブログの「アダルト不可」規約によりリンクするのを控えております。

挙がった作品を眺めると、やっぱり傾向みたいなものがあるな~と、感動しております。こういうのを見るのは純粋に楽しいです。


本企画はあくまで客観性を排除し、主観的に良いものを広めあう目的によるものです。参考になりましたら幸いです。

←この記事が良かったら押してください(アンケ用・コメント受け付け無し)




posted by おとなり at 23:17TrackBack(0)百合インタビュー




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